幼稚園生活

おたより

 4月の中旬、あるお子さんが園庭の靴箱のところでイモムシを発見してクラスに連れてきてくれました。早速虫かごを用意し、中に入れて観察することにしました。綺麗な黄緑色の姿に、子どもたちも「かわいいね!!」と興味津々。そのイモムシを今後どのようにするかの相談を子どもたちとしました。「ママと会えなくてかわいそうだから、逃がす方がいいと思う」「ちゅうりっぷ組で飼ってみたい」という大きな二つの意見に分かれましたが、「イモムシが元気な間は飼ってみる」ということで話がまとまりました。
どのような環境がいいのかを考えたところ、子どもたちが色々な種類の図鑑や本を本棚から持ってきてくれました。その本には残念ながら虫は載っていないことが分かりましたが、今回のイモムシとよく似た種類のものが出ているのを発見。帰りの集まりでその本をクラスのみんなで読むことにしました。「モモスズメという種類(子どもたちには言っていませんが、蛾の仲間だそうです)で、桃や桜の葉が好き」ということが分かりました。すると一人のお子さんが、「桜の葉っぱってどんなのなんだろう?」と言いました。今度は別の図鑑で桜について調べるなど、見る見るうちに子どもたちの興味・関心が広がり、イモムシを育てたいという気持ちが学びへと発展していきました。幼児期は、このような身近な体験から、学習が展開していくことが理想であり、成城幼稚園ではこのことをとても大切にしています。
 次の日から、子どもたちは毎朝登園するとすぐにイモムシの様子を見にいくようになりました。登園の途中で桜の葉っぱや八重桜の花を拾ってきてくれたお子さんもいました。「花はさすがに食べないかな…」と私自身思ったのですが、なんと次の日の朝、花をムシャムシャときれいに食べている姿を発見して、子どもと一緒になってビックリしてしまいました。数日するとフンも増え、虫かごの中が段々汚れてきました。「ぼくがきれいにしてあげるよ!」「わたしも!!」と何人かのお子さんがお掃除のお手伝いに立候補してくれました。小さい組の友達が様子を見に来ると、「びっくりしちゃうから、つよくさわらないでね!」、「やさしくしてね!」、「さくらのはっぱがごはんなんだよ♪」と説明をしてくれました。

ちゅうりっぷ組(年長)のクラスだよりから抜粋

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