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  • 2017.12.11

    博学深究 25 隣の教室からのプレッシャー

    博学深究 佐藤卓

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 第1グラウンドの人工芝化工事が、来年3月の完成を目指し、急ピッチで進められています。教育環境整備事業もいよいよ大詰めになり、素晴らしい施設が整ってまいりました。来年4月に入学する新入生にとりましては、すべて充実した環境の中で、学園生活をスタートすることができます。また、伝統として受け継がれて来た学校行事もいろいろと進化を続け、飛翔祭(旧運動会・体育祭)に続き、中学合唱コンクールも新たに中学生21クラス対抗のコンクールとして開催されました。今回のゲストは、その激戦を圧倒的な合唱力で歌い、金賞に輝いた桧組の二人に来てもらい、話を聞いてみました。

第28回合唱コンクール、金賞おめでとう。圧巻の合唱でしたが、率直な感想を聞かせて下さい。
I) 僕は、指揮を担当したのですが、最初、全く上手くいかず、特に男子を伸ばし、女子を出す所など男女の入れ替りに苦労しました。金賞を取れて、本当に良かったです。
T) 僕(伴奏者)は、3歳からピアノを習っていて、幼い頃から音楽に携わっているので、この合唱コンクールに対する思いは、人一倍強く、何とかみんなをまとめることができて、ほっとしています。前日と本番での仕上がりが全く違い、本番に強いクラスなんだと思いました。
選曲は、どうやって決めたの?
I) 最初、「さくら」を挙げたら、T君に反対されました(笑)。
T) 「さくら」は定番なので、インパクトが弱いと思い、それならレベルの高い「虹」をドーンと披露して金賞を狙おうと考えました。
なるほど。狙いが見事に的中した訳だね。選曲以外での勝因は、何か考えられますか?
T) 音楽の授業だけでは、練習時間が足りないので、どれだけ練習時間を確保するかがポイントになると思います。朝一は、声が出ないので、本番の2週間くらい前から7時30分に集合して、教室で歌っていました。
他のクラスで、ライバルと見ていたクラスは、ありますか?
I) どのクラスも本気でしたが、特に桂(組)の指揮が上手いと聞いていて、本番でも上手いなあと感心しました。動きがしなやかで、指揮者としての見せるセンスを見せつけられました。
T) 桂は、「明日への扉」の定番曲で勝負し、指揮者のまとめる力もあり、隣の教室からのプレッシャーは、相当なものでした。
桂組以外で気になったクラスは、ありますか?
I) 杉組の「島唄」が上手かったです。練習の時に教室から聞こえる合唱を聞いて、これは手ごわいと思いました。
金賞を取れて、何か後輩たちに伝えたいことは、ありますか?
T) 審査員のN先生もおっしゃっていましたが、自分たちに見合った選曲をすること。レベルの高い曲を選ぶと完成度が下がってしまいます。クラスでリーダーシップを発揮できる人が、いかにみんなをリードして行くかが大事だと思います。
I) 僕も同じような考えなのですが、自分たちの力を過信しないこと。実力を見誤ることなく自分の力量にあったレベルでパフォーマンスすることが、大切だと思います。
担任の先生から何かアドバイスは、ありましたか?
T) 3年生で新しいクラスになった時、(先生から)「合唱コンは、お前にかかっているんだぞ。」と熱く語られ、その期待に応えようとプリントを作り、みんなに配って使いました。
I) 最初は、熱血過ぎて、少々面倒でしたが(笑)、担任の先生の励ましにクラスのみんなが反応し、まとまることができたので、感謝しています。
それでは、最後に将来の夢を聞かせて下さい。
T) 僕は、音楽関係の仕事に就きたいです。ピアニストとか、小澤征爾さんのような指揮者も憧れです。
I) 僕は、特にこれといった特技や趣味がないので、これを逆手に取ると選べる仕事が多いということだと考えます。人を支えるアシスタントや秘書のような仕事が自分に向いているように思います。
今日は、色々と話を聞かせてもらって有難う。改めて金賞受賞おめでとう!

 行事を成功させる為には、教師の色々な工夫で、生徒を盛り上げていくことが必要になります。今の子供たちは、口先だけで褒めても反応しません。時には、教師同士が生徒の為に口論し、その熱き思いを示すことが、生徒にとって大いに励みになることが分かるインタビューでした。勿論、それに応えることのできる生徒が、我々の自慢です。
 受験生の皆さんにとりましては、いよいよ入試本番が近付いて来ました。是非、これまでに培った実力を十分に発揮して、吉報を手に入れて下さい。少々早いですが、皆様、良いお年をお迎え下さい。

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